2010年04月23日
注連縄

三嶋大社の大根注連
【注連縄】
■神道における神祭具
■神域の内と外を隔て悪霊や邪気を祓う
・鳥居や拝殿の前に下げられる
・神聖な場所と外とを区別、立ち入り禁止の意味(結界の役割)
・御霊代(みたましろ)依代(よりしろ)として神が宿っているという印
・紙垂(四垂)[しで]は縄の所在をはっきりさせるため
・天照大御神が二度と岩屋に入らないように布刀玉命(ふとだまのみこと)が入口を塞いだことが起源。尻久米縄(端出之縄)[しりくめなわ]とも呼ばれる
・縄の部分は雲、紙垂は雷、稲穂は雨というように自然現象を表現
・標縄、七五三縄、〆縄とも表記する
・縄張り争いの縄は注連縄を指す
・大相撲の横綱が土俵入りの際に紙垂を垂らした綱も注連縄
・材料は干した稲藁、又は麻で稲作文化の風習
・シメは占めるの意
■神聖なものや場所に付ける。厄除け
・神木
・井戸
・滝
・岩
■種類
大根注連:両端がつぼまる形
牛蒡注連:片側の実が細くなる形(一般的には左末右本の右が太いタイプ。逆の左本右松もある)
撚り方:左綯いが一般的。右綯いは2割程度
七五三縄:〆の子の藁が七本、五本、三本と垂れその間に紙垂(かみしで)を垂らす
■家庭での注連縄
・正月に家庭の門戸に付けるのは悪霊や災害が入らないようにする厄除け
・クリスマス後から28日までに飾り1月7日もしくは15日に外すのが一般的
・29日と31日に飾り始めるのは縁起が悪いとされる
・神棚に取りつける際は向かって右が太い方、紙垂は四垂にはさみ込む
Posted by 狛犬 at 10:02│Comments(0)
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